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第3回技術講習会(学術セミナー)平成28年6月28日(火)@浜松医科大学

下記のとおり、東京大学大学院農学生命科学研究科・村田幸久先生によるセミナーを開催いたします。質量分析装置を用いた食物アレルギーの診断法と治療法についての最新の知見をご紹介いただきます。本セミナーは大学院講義の一環ではありますが、本学の教職員、医師、学生をはじめ、学外の方も自由に聴講できます。ふるってご参加ください。

【学術セミナーのご案内】(第5回大学院講義「顕微鏡学・質量分析学」)
質量分析装置を用いた食物アレルギーの診断法と治療法の開発

村田幸久博士 東京大学大学院農学生命科学研究科 准教授

小さい時に、卵がダメだった。自分が小麦アレルギーでお母さんが大変そうだった。カニは好きだけどアレルギーがあって、でもこれくらいの量なら、、。そんな経験を持つ人は少なくはない。食物アレルギーは食品抗原が引き起こすアレルギー反応であり、小さな子供に特に多く発症する。下痢や嘔吐などの症状以外に、重篤になるとショックを起こして救急車で運ばれたり、不幸にも死に至るケースもある。

そんな身近で恐ろしい食物アレルギーではあるが、その診断方法や治療方法の開発は遅れている。「小さな子供が食べたいものを安心して食べれるように」そんな願いから我々は、炎症制御にかかわる脂質メディエーターの産生量を、質量分析装置を用いて網羅的に解析することで、食物アレルギーの診断方法の確立や、発症メカニズムの解明、そして治療方法の確立を目指して研究を進めている。

本セミナーでは、食物アレルギーを含むアレルギー疾患に関する一般的な情報から、我々がこれまでに得ている研究成果、今後の展望について紹介したい。

PGD2 deficiency exacerbates food antigen-induced mast cell hyperplasia. Nakamura T, Maeda S, Horiguchi K, Maehara T, Aritake K, Choi BI, Iwakura Y, Urade Y, Murata T.
Nat Commun. 2015 Jul 10;6:7514. doi: 10.1038/ncomms8514

日時:平成28年6月28日(火)17:30~19:00
会場:浜松医科大学 臨床講義棟 小講義室

申込先:
〒431-3192
静岡県浜松市東区半田山1-20-1
浜松医科大学 細胞分子解剖学講座
Tel: 053-435-2086 Fax: 053-435-2468
Email: ims@hama-med.ac.jp